チェック項目
筋力の指標です。握力は上肢の筋力を代表するもので古くから測定されています。日常生活の中でも、箸を持つ、ハンドルを握る、ペンで字を書く、何かにつかまって立つ、歯を磨く、ドアを開けるなどと腕や手を使う場面は数多くあります。この筋力がどのくらいのレベルにあるかを把握することは必要です。握力は全身の筋力の状態を反映します。握力が弱くなっていれば、全身の筋力も弱くなっていると考えても良いと思います。握力が16kgを下回ると日常生活に支障を来すようになってきます。
静的バランス能力の指標です。目を開けたままで片方の足で立ち、保持していられる時間を計測します。時間が長いほど歩行の安定度が増します。年齢により基準値は異なりますが、15秒を目標にしましょう。下肢筋力の指標でもあります。
ファンクショナルリーチテストは動的バランス能力の評価方法として用いられ、転倒の危険性を予測する指標とされています。20cm以下は転倒の危険性大、20~25cmは転倒しやすい、25~30cmは平均。 30cm以上は転倒しにくい目安です。
下肢・体幹の柔軟性の指標です。椅子座位で片脚づつ身体の柔らかさを測ります。筋肉の柔らかさは日常生活や運動に関わる重要な要素であり、体の老化につながるものです。また、腰痛や姿勢が悪くなるのもこの柔軟性の低下が原因の一つといわれています。
筋力、バランス、歩行といった日常生活能力との関連性が高く、総合的な移動能力の指標です。椅子に座っている状態から立ち上がり3m前方のコーンを回って戻り、再度椅子に座るまでの時間を測ります。TUGタイムが13.5秒以上の方は転倒リスクが高まると言われています。
下肢筋力やバランス能力、動作の俊敏性、運動機能を総合的に評価します。胸の前で腕を組んだ状態で椅子から立ち座りする動作を5回反復する時間を測定します。高齢者では11~14秒程度が目安です。15秒以上かかる場合や5回連続で立てない場合は、下肢筋力低下や転倒リスクが高いことが示唆されます。




















